左手系波動ではパワーは位相と逆向きに伝搬する。この特性が左手系波動を介した共鳴相互作用に与える効果をCRLH線路を題材とし明らかにした。 左手系波動により3波混合が正面衝突で顕在化する。ソリトン崩壊では放出低速ソリトンが必ず左手系となるため高速ソリトンのパルス幅が入力よりも小さくなる。この属性は短パルス生成のために有意義である。調和共鳴によれば第二高調波生成の効率化が果たされる。 FETによる増幅作用の導入によって損失補償を果たした。コヒーレント構造を分岐特性と合わせ明らかにした。縮約方程式を得て散逸ソリトンや停留ソリトン励起の可能性を見出し数値的に実例を示した。そしてその制御法提案に至った。
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