研究課題
基盤研究(C)
ワイドバンドギャップ半導体を用いた高性能なテラヘルツ波発振器の実現に向けて、窒化ガリウム系共鳴トンネルダイオード(GaN系RTD)の作製技術を確立した。GaN系RTDの高品質化、及び、数値シミュレーションの高精度化により、長年未解明であったGaN系RTDで生じる双安定性(電流電圧特性のヒステリシス現象)のメカニズムを明らかにした。また、解明したメカニズムをもとに、テラヘルツ波発振に障害となる双安定性を抑制することに成功し、GaN系RTDを用いたテラヘルツ波発振器の実現の可能性を示した。
半導体工学