本研究は、ユビキタス情報機器の新しいエネルギー源として実現させる事を目的とし、無線電力伝送技術の高効率・高性能化と成層圏気球インターネットサービス計画(Project Loon)等のエネルギー充電技術への応用を目指した研究開発である。無線電力伝送システムでは、エネルギーをマイクロ波に乗せて送りだすと距離に比例してマイクロ波が広範囲に広がるため、大電力を受信することは困難となる。そこで、送信マイクロ波に指向性をもたせるビームフォーミング技術による大電力化送信を行い、ビームフォーミング技術を用いてない物と比べ1000mmの伝達距離において、約1.46倍の電力を効率的に送ることができた。
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