研究実績の概要 |
Erdal Arikan が提案したPolar符号の更なる発展として,q元l行l列の行列に基づくPolar符号の改良に関して,主に次の2点について研究を行った.[A] q元Polar符号の有限符号長での改善と性能解析を目指して,対称通信路容量と復号誤りの信頼性関数に関する研究.[B] 離散無記憶通信路の出力に対する量子化アルゴリムに関する研究. [A]に関して次の4件の発表がある. [1] "等しい通信路容量を有する3元入力無記憶対称通信路における信頼性関数の値域," 第37回情報理論とその応用シンポジウム, 2014年12月. [2] "通信路入力が一様分布の3元入力離散無記憶通信路に対する対称通信路容量と信頼性関数の値域," 電子情報通信学会情報理論研究会, 2015年1月. [3] "一様な入力分布の離散無記憶通信路に対する対称通信路容量とGallagerのE_0関数の値域," 電子情報通信学会情報理論研究会, 2015年5月. [4] "Feasible Regions of Symmetric Capacity and Gallager’s E_0 Function for Ternary-Input Discrete Memoryless Channels," Proc. of 2015 IEEE International Symposium on Information Theory, 5ページの発表予定, 2015年6月. [B]に関して次の4件の発表がある.[5] "離散無記憶通信路の出力に対する貪欲法による量子化について," 電子情報通信学会情報理論研究会, 2014年7月. [6] "Suboptimal Quantizer Design for Outputs of Discrete Memoryless Channels with a Finite-Input Alphabet," Proc. of 2014 International Symposium on Information Theory and its Applications, 2014年10月. [7] "デュアルプロセッサーによる2元入力離散無記憶通信路の出力の量子化方法, " 第37回情報理論とその応用シンポジウム, 2014年12月. [8] "離散無記憶通信路に対して許容できる相互情報量の条件下で出力記号数を削減するアルゴリズム," 電子情報通信学会情報理論研究会, 2015年3月.
|