Arikanにより提案された polar 符号は,通信の信頼性のために提案された誤り訂正符号の一つである.今後,新たな中核の一つをなすと期待される符号である.本研究では,polar符号の研究を主に次の3点について行った.A) polar符号の有限長での性能解析と性能改善を目指して,対象通信路容量と復号誤りの信頼性関数の関係に関する解析.B) polar符号の符号構成法の改良に関して,離散通信路に対する量子化アルゴリズムに関する改良と高速化.C) q元polar符号に関する多段分極に関する性能解析.
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