以下の4項目に関する研究成果を得た.(1) 送電容量テーブル作成と更新に関する分散アルゴリズムを設計し,同アルゴリズムに基づく配電ネットワークの動作をシミュレーションによって確認した.(2) 分散型電源との親和性や非常時における信頼性などのパルス化配電ネットワークの利点を示すことを目的として,展示用システムを作成した.(3) 電力パルス間双方向キャンセルのアルゴリズムを設計し,同アルゴリズムによりネットワーク送電容量が向上することをシミュレーションによって確認した.(4) 分散型電源と電力消費者のみからなる局所的配電ネットワークの運用方式を設計し,その動作をシミュレーションによって確認した.
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