スマホ等でも大量の情報を高速処理でき,かつ大量の情報を個人が管理・制御できる秘匿計算技術を確立した.これによって個人が直接秘匿計算に参加でき,かつ個人の同意がなければ秘匿計算を行えない,すなわちプライバシー保護とビッグデータ活用の両立する技術が確立できる.具体的には以下の3項目を実現した. ①実装による非対称型秘密分散法の有効性実証については、現在共同研究を行っている企業と実用化を検討している。 ②非対称型秘密分散法に適した秘匿計算の提案については、その成果を論文誌(査読あり)に1件発表し、さらに、国際会議(査読あり)に2件発表した。また、1件の特許を出願した。 ③非対称型秘密分散法の新たな応用については、秘匿検索に対して国際会議(査読あり)で2件発表した。
|