天候に左右されず,昼夜を問わず災害監視を行うには偏波レーダ観測が最も有効である.本研究は偏波レーダデータに対して,独自に開発した散乱電力分解法を用いて,誰にでも理解しやすいカラー画像を作成し,ベースマップとしてWeb公開することを目的とした.人工衛星ALOS-PALSARによって取得された2100シーンのデータを利用し,散乱電力値をRGB色に割り当ててフルカラー画像を作成した.そしてWebに公開した.色の変化によって災害などによる変化を知ることができるため,今後発生が予想される自然災害に対する強力な防災ベースマップとなり,災害監視に役立てることができる.
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