光ファイバ無線に基づく超広帯域インパルス無線(UWB-IR)型センサネットワークに関する検討を行った.提案システムでは,GHzオーダの広帯域信号に対して有効な標本化ファイバブラッググレーティング(FBG)を用いた光信号処理技術を信号処理部に適用している.計算機シミュレーションおよび原理確認実験により,アンテナでの受信信号振幅が100mV以上であれば,E/O変換した光信号をピーク反射率-15dBの標本化FBGにより直接整形できることがわかった.この条件でオンオフキーイング(OOK)信号伝送を行った場合のビット誤り率は10^-3以下を達成できることを確認した.
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