誘電体バリア放電やプラズマジェットの放電音の空間分布計測を行うために、新たに光波マイクロホン装置を開発した。シングルモードの光ファイバーを用いて、半導体レーザ光を4分岐し、それぞれのコリメートレンズから放電音場に射出する。放電音により位相 変調を受けて生じた極微弱回折光を含んだレーザ光を、それぞれのレンズで受けて、検出器で電気信号に変換しオシロスコープに記録した。この方法で、放電音の空間分布(放電面の垂直方向の4ヶ所)のリアルタイム計測を行った。 さらに、光波マイクロホンの感度向上を図るために、ファブリペロー光共振器を用いた方式に加えて、リング型ファイバーレーザ共振器の可能性を探るための装置を作製した。
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