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本研究では，衝撃的外力により損傷した鉄筋コンクリート (RC) 部材の耐衝撃性向上法の確立を目的に，連続繊維 (FRP) シート接着工法に着目し，その耐衝撃性向上効果を検討した．実験は，緩衝材の有無，シート補強の有無，損傷載荷レベルなどを変化させて行った．その結果，1) 衝撃的外力により損傷した RC 梁の耐衝撃性は，FRP シート接着工法により向上可能である，2) RC 梁の載荷点変位は，補強の有無や損傷の有無によらず，重錘落下による入力エネルギーの増加に比例して増大することなどが明らかになった．
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