研究成果は、1)竹チップの吸水効果は、時間経過に伴い変化し、12時間後に一定値を取ることが分かった。2)竹チップ混合土の強度は、竹チップの添加率の増加に伴って増加し、トラック運搬強度を満足する。3) 竹チップと固化材を併用した処理土は、竹チップの形状、土質試料、設定含水比の違いに関係なく、盛土の要求強度を満足する。また、処理土に使用する固化材添加量の削減も可能である。4)竹チップ混合固化処理土は、竹繊維が引張補強材として働き、脆性的な破壊形態の改善や変形追随性の向上が期待でき、十分な改良効果が得られた。5)竹チップ混合処理土は、腐朽による影響は少ない。
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