砂質土壌を用いた水の電気伝導度および温度変化速度が異なる条件における不凍水曲線の同定実験,さらに土壌の違いによる不凍水曲線の違いを検討するために,真砂土を用いた不凍水曲線の同定実験を試みた. その結果砂質土壌において不凍水曲線は水の電気伝導度が異なる場合,温度変化条件および初期の体積含水率がほぼ同じであっても,大きく異なること,初期体積含水率がほぼ同じであれば,温度変化速度が異なっていても,形状は大きく変わらない,ことが分かった.また真砂土と豊浦珪砂では,温度変化条件が同じで初期体積含水率が0.25程度であれば,両者の不凍水曲線は,過冷却終了直後を除いて,ほぼ同じ形状を示すことが分かった.
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