天災の多い我が国では、種々の災害を前提に対策を施した道路網の構築と維持が不可欠である。道路網の信頼性を向上させるためには、信頼性向上への寄与度の高いリンクの発見法が重要であり、重要度評価と呼ばれている。本研究の目的は以下の通りである。 1) 並列ネットワークでの公平性を考慮した新しい重要度指標の提案と『コスト-リンク信頼度関数』との組合せを提案する。下記3)で計算を実行する。 2) 主要パスの利用によって大規模道路網で効率的に計算できる実用的近似解法を開発する。 3) 道路ネットワーク規模を徐々に拡大させて新しい方法の精度および実用性の検討を行う。
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