高い親水性やタンパク質吸着抑制能をもつMPCポリマーとPEGポリマーをPVDF膜に加工した.ポリマー加工膜と未加工のPVDF膜を浸漬型MBRにより長期運転し,ポリマー加工によるファウリング抑制効果を検討した.また,膜からの連続吸引と間欠吸引による運転による効果の違いについても検討した. MLSS濃度とポリマー加工の効果との関係を検討した結果,MPCポリマーの方がPEGポリマーよりもファウリング抑制効果が高く,連続吸引よりも間欠吸引での運転の方がポリマー加工の効果が高くなった.また,ある条件まではMLSS濃度が高いほどポリマー加工膜のファウリング抑制効果が高くなることがわかった.
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