現在、主流となっている残渣物主体の埋立地の安定化の評価手法を、1989年の廃止基準の基礎となっている評価内容と比較検討した。(1)ボーリング孔を用いた廃棄物層の温度や保有水と発生ガス調査から、残渣物の埋立特性が把握できた。(2)既存の安定化手法と比較すると、埋立地内の滞水位や廃棄物層温度を用いて保有水はBOD/COD比、ガスはCO2/(CO2+CH4)比による安定化の評価が可能であった。(3)2年間に亘る跡地利用時のコンクリートの腐食・強度試験では残渣物主体の埋立地の浸出水とガスの影響を受けなかった。
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