• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 実施状況報告書

ひび割れが目立たないRC系耐震壁の開発

研究課題

研究課題/領域番号 26420553
研究機関長崎大学

研究代表者

中原 浩之  長崎大学, 工学研究科, 教授 (60315398)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード耐震壁 / ひび割れ / せん断耐力 / 曲げ耐力 / CFT短柱
研究実績の概要

前年度は,2体の耐震壁の実験と,制振壁に使用する10体のCFT短柱の実験を実行できた.これにより,ひび割れ制御型の耐震壁の開発に必要な実験データを概ね採取することができた.既にこの実験結果と考察を論文にまとめており,現在投稿手続き中である.制振壁に使用する10体のCFT短柱についても,そのせん断性状を実験的に観測することができた.しかしながら,特に長方形CFTについてはいまだ不明な点も多く,本年度に更なる実験を計画しており,順調に推移している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

耐震壁の実験はすでに6体の実験を終了しており,ほぼ一年前倒しで実験研究が進んでいる.この内容を既に論文にまとめており,現在投稿手続き中である.また,関連して行っている制振壁に使用するCFT短柱の実験試験体は昨年に加えさらに11体を製作完成しており,これの実験実施は,4-5月中の予定である.申請者は,この研究期間内に,所属変更となったが,この影響は見られない.

今後の研究の推進方策

耐震壁に関する実験では,そのせん断耐力評価に未だあいまいな部分がある.これについての考察を進めてさらに一編の論文を執筆する予定である.制振壁に使用するCFT短柱の実験試験体11体を作成済みであり,これの実験を実施して,これまで不明であったCFT短柱のせん断強度について考察し,一編の論文を執筆する予定である.

次年度使用額が生じた理由

残額は,2049円と少額であり,予定通りに予算執行が実現できた.

次年度使用額の使用計画

残額は,2049円と少額であり,本年の予定に沿って予算執行する.

  • 研究成果

    (9件)

すべて 2016 2015

すべて 学会発表 (9件)

  • [学会発表] 損傷制御型RC 造連層耐震壁の開発に関する基礎的研究(その1 実験概要)2016

    • 著者名/発表者名
      田中裕紀
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)
    • 年月日
      2016-03-06 – 2016-03-06
  • [学会発表] 損傷制御型RC 造連層耐震壁の開発に関する基礎的研究(その2 実験および解析結果)2016

    • 著者名/発表者名
      中原浩之
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)
    • 年月日
      2016-03-06 – 2016-03-06
  • [学会発表] 長方形と正方形断面をもつCFT 短柱のせん断性状に関する実験的研究(その1 実験の方法と結果)2016

    • 著者名/発表者名
      陳瑞涵
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)
    • 年月日
      2016-03-06 – 2016-03-06
  • [学会発表] 長方形と正方形断面をもつCFT 短柱のせん断性状に関する実験的研究(その2 実験結果の考察)2016

    • 著者名/発表者名
      中原浩之
    • 学会等名
      日本建築学会研究報告九州支部
    • 発表場所
      琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)
    • 年月日
      2016-03-06 – 2016-03-06
  • [学会発表] 繰返しせん断力を受ける長方形CFT短柱のせん断破壊実験(その1 実験試験体)2015

    • 著者名/発表者名
      富松輝彦
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06
  • [学会発表] 繰返しせん断力を受ける長方形CFT短柱のせん断破壊実験(その2 実験結果)2015

    • 著者名/発表者名
      柳井雄斗
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06
  • [学会発表] 高強度鉄筋を用いたひび割れ制御型RC造連層耐震壁に関する開発研究(その1 実験計画)2015

    • 著者名/発表者名
      中原浩之
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06
  • [学会発表] 高強度鉄筋を用いたひび割れ制御型RC造連層耐震壁に関する開発研究(その2 実験結果)2015

    • 著者名/発表者名
      鎌田健斗
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06
  • [学会発表] 高強度鉄筋を用いたひび割れ制御型RC造連層耐震壁に関する開発研究(その3 解析結果)2015

    • 著者名/発表者名
      肱岡幸輝
    • 学会等名
      日本建築学会大会学術講演
    • 発表場所
      東海大学(神奈川県平塚市)
    • 年月日
      2015-09-04 – 2015-09-06

URL: 

公開日: 2017-01-06  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi