研究成果の概要 |
府省連携プロジェクトとしてH-SA700Aという高強度鋼が開発され,震度7でも弾性挙動して無損傷となりうる高強度鋼乾式組立梁柱材が研究代表者も含め多くの研究者により開発された.建築構造材として利用する際には部材を接合する技術が必要となるが,高強度のため現状使われている接合法ではその部分が大掛かりとなりすぎて実用に耐えられない.本研究は,この高強度鋼建築構造材の接合技術として,まったく新しい「充填支圧ボルト接合法」を提案し,この接合法に関して載荷試験,有限要素解析を行って, 新しい接合法の特性を示し,この種の高強度鋼建築部材を将来の高度化建築物へ適用可能とする基礎的技術を提供した.
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