研究課題/領域番号 |
26420577
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
森 太郎 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (70312387)
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研究分担者 |
浅水 仁 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 教授 (40369905)
桑原 浩平 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (40374582)
林 裕樹 釧路工業高等専門学校, 創造工学科, 准教授 (60342440)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | GIS / 暖冷房負荷 / シミュレーション / 省エネルギー / 日射利用 |
研究実績の概要 |
平成28年度は以下の項目を実施した. ①S市の空家活用計画への適用:GISデータを用い,空家の分布図を作成しつつ,それらを活用した場合のエネルギー消費量について本研究で作成した手法を用いて分析した.その結果,既存のままの空き家では,集合住宅居住者にマッチすることができず,断熱改修が必要であることが分かった.本研究成果は日本建築学会北海道支部研究発表会にて講評を予定している. ②PCMと太陽熱集熱装置を用いた換気予熱システムへの適用:本研究で得られた成果をPCMと太陽熱集熱装置を用いた換気予熱システムのシミュレーションに適用した.得られた成果は日本建築学会北海道支部研究発表会,日本建築学会大会,空気調和衛生工学会大会にて講評を予定している. ③WEPへの周辺構造物の影響検討:本手法で作成された気象データをもとにWEP(Window Energy Performance)への周辺環境の影響を検討した.検討は,単室モデルと札幌版次世代住宅モデル(100件)で実施し,高性能住宅の窓性能と設計手法の関係を明らかにした.得られた成果は日本建築学会北海道支部,大会,空気調和衛生工学会大会で講評を予定している. ④画像処理による日射量予測に関する検討:魚眼レンズを装着したカメラ画像から日射量予測を自動的に行う手法を完成させた.自動化を行うにあたって,カメラ画像から空の部分を抜き出す必要があったが,画像処理方法を作成することで自動的に行うことができるようになった.本成果については,釧路工業高等専門学校紀要にて公表している.
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