住生活の省エネルギー化が喫緊の課題である.解決策の一つとして太陽エネルギーの利用が注目されている.その利用方法はPVだけでなく熱利用にも大きな可能性があり,組み合わせによっては,寒冷地においても地域によっては無暖房が達成できる可能性もあるが,太陽エネルギー利用は地域性(日射量や外気温等の気象データ)だけではなく,場所(地形,周辺の建物)の強い影響を受ける. そこで,本研究では,(1)低価格レンズを利用した簡易日射受熱量予測システムの構築,(2)GISデータと気象データを用いた環境解析用気象データの作成手法の構築と作成された気象データの分析,(3)上記データを用いたシミュレーションの実施した.
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