研究課題
基盤研究(C)
山形県郡部の住宅を対象とした住環境や生活習慣に関するアンケート調査を実施し,脳卒中死亡率が高い地域の住環境の特徴を統計分析した。その結果,食習慣や住宅特性,部屋の温度等に地域性が認められた。また,山形県郡部の高齢者を対象とした室内温度と血圧の長期測定により,服薬なし群では居間温度が15℃を下回ると収縮期血圧が上昇する可能性が示唆された。さらに,高血圧と関連する住宅の温熱環境の特徴を分析した結果,起床時の血圧上昇は,血圧測定時の曝露温度のみならず,就寝中の寝室温度も影響する可能性が示唆された。
建築環境工学