建築材料を施工した超小型チャネル内に、室内で不快なにおいを構成する化学物質ガスを低濃度で供給して、マイクロガスシステムにより連続計測を行うことにより、ガス状化学物質に対する材料の濃度低減性能としてシンク効率が得られ、供給ガスの種類、供給ガス濃度、チャネル内気積や流速を変化させた場合の実験結果から換算すると、JIS小形チャンバー法により得られる低減性能と同等であることを示すことができた。 熊本地震により遂行できなかったアンケート調査や実験・シミュレーションはあったものの、上述の実験結果から、本試験装置は、JIS小形チャンバー法よりも小型で、安価に、短期間で低減性能を検証できることが分かった。
|