先端材料と伝統材料を融合させた歴史的建造物等修復技術の新たな開発

2015 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 26420648
• 研究機関: ものつくり大学
• 研究代表者: 横山 晋一 ものつくり大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20406614)
• 研究分担者: 北條 哲男 ものつくり大学, 公私立大学の部局等, 名誉教授 (30348346)
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: 歴史的建造物 / 保存修復 / 塗装劣化調査 / 伝統材料 / 先端材料

研究実績の概要

本研究は世界に誇る我国の歴史的な木造建造物のうち、漆・彩色が施される近世社寺建築等において先端材料を用い、古来より使われている伝統材料との組合せにより、新たな保存修理法を確立することを研究目的としている。２７年度はこれを実験的に確認するため、各種試験体の複合腐食試験を実施し、具体的な促進劣化状況を確認するなどの研究を実施した。

現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

共同研究者と共に研究を概ね予定通り進捗させることが適った。

今後の研究の推進方策

昨年度実施した複合腐食試験体との条件変更を行った試験体を新たに制作し、これを基に新たな複合腐食試験を実施し、研究の総合評価を実施する予定。

次年度使用額が生じた理由

計画していた実験研究の一部を次年度に先送りとしたため。

次年度使用額の使用計画

今回新たに実施する塗装木材の複合腐食試験において、実験研究を行う計画である。