研究課題
基盤研究(C)
強誘電体に関する材料設計手法を提案するために,ケーススタディとして新規強誘電体関連物質を合成し,その誘電・強誘電特性について結晶化学的な説明を試みた.特に,新規シリケート強誘電体化合物,複合アニオン誘電体の誘電率を広い周波数範囲で測定することにより,電子構造や格子振動等の観点から総合的に誘電特性を理解することができた.本研究は結晶構造-格子振動-誘電特性の関係を定量的に結び付ける研究プロセスを提示するもので,このプロセスは次世代の強誘電体に関する設計手法に繋がると考えられる.
誘電体・強誘電体,テラヘルツ分光