研究課題
基盤研究(C)
本研究では、環境負荷の小さい電気化学成長法による安全安価なZnO/Cu2O系太陽電池の作製を最終目標とする。まずCu2Oの電気伝導特性制御を目指した。製膜時の電解液条件によって反応の律速条件を制御し、Cu供給律速とすることでその結果膜中のイオン化アクセプター濃度を制御することに成功した。またZnOでは、電解電流密度によって成長の初期電位が異なること、電位-pH図、粒径ならびに粒密度、光透過率等の結果を総合することで、成長条件によって初期核となる物質が2種類存在する可能性を見いだした。
化学的手法による機能性酸化物の薄膜成長とその太陽電池応用