均一沈澱法を用い、110~590nmの平均粒径を有するY/Gd/Tb三元系塩基性炭酸塩の単一分散・球形微粒子の合成に成功した。微粒子の熱分解により得た分散性の良い酸化物粉体を用い、80%の直線透過率を有する透明セラミックを1700度の真空焼結で作製した。CIP成型に比べるとコロイドプロセスで作った成型体はより高い密度と組織均一性を有する。Tb3+の545nm緑色発光に対し最適なGd含有量は2at%である。また、層状水酸化物ナノシートを新規前駆体とし、単結晶ような透明セラミックを真空焼結で作製した。大きい結晶子(粒径)がTb3+の発光に有利である。Tb3+の蛍光寿命は1.5~2.8msであった。
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