カーボンナノチューブをベースにした電磁波特性に注目し、ポリマー樹脂とのナノコンポジット化による材料開発を行い、高性能の電磁波遮蔽材料を創出することができた。強磁性中空複合粒子の創成、強誘電体ナノチューブの創成、また誘電体材料の周期構造配置により電磁波遮蔽構造の設計ができた。よって、電磁波遮蔽製品の設計自由度が格段に向上すると同時に、情報・高機密性などの分野への製品開発、電磁波制御が実現できた。創成された誘電体材料を3次元周期構造に設計し、特定周波数の電磁波遮蔽材料構造を開発できた.電磁波遮蔽特性は材料の表面反射,材料内部の吸収(多重反射も)に分けられ,その遮蔽メカニズムの一端が解明された。
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