研究課題
基盤研究(C)
拡散変態における変態挙動や組織に及ぼす磁場効果について研究した。変態温度の磁場による変化を求める場合に重要な、フェライト相の磁化を第一原理計算により求めた。C、N、B、を添加するとbcc-Feの磁化は増加する。Fe53個にAl、Si、Ni、Cuをそれぞれ1個入れて計算すると磁気モーメントは純鉄の場合と比較して、AlとSiでは減少し、NiとCuでは増加した。18Niマルエージング鋼のMs点はほぼ印加磁場に比例して上昇する。パーライトの球状化に及ぼす磁場の影響は観察されなかった。
材料組織