シリカガラスは,低熱膨張係数,化学的耐久性,機械的強度,真空紫外域から近赤外域にかけての高い光透過特性に優れている.微細加工が容易で蛍光特性を有するシリカガラスを低温で作製することができれば,フォトニクス,エレクトロニクス,バイオマテリアルの分野において様々な応用が期待される.本研究ではシリカナノ粒子を用いた機能性透明シリカガラスを作製することを目的とした.ガラス前駆体として亀裂のないモノリス状のSiO2-PVAメソポーラス体の調製法の検討と物性評価を行った.シリカガラスの表面に微細加工を施し,焼成を行った.希土類イオンをドープしたシリカガラスの発光特性はドープされたイオンの種類に依存した
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