大気中で非常に高濃度で浮遊するサブミクロン(0.1~1μm)微粒子(SMP)の沈着の機構が明らかになっていない。本研究で動的(生成・輸送)と静的(表面)に着目し、表面は植物、金属、樹脂を用いた。粒子濃度をリアルタイムで計測し、捕集後の顕微鏡の観察も行った。 結果:1)浮遊する煤より疎水性または親水性の層が形成できる。2)流れがない時、SMPは高効率で沈着。3)静電気力を主な推進力とし、無電源型捕集器を開発。東京都とマレーシアでSMPを捕集。4)水中で表面からSMPを脱離させる手法を提案。5)植物に水溶性SMPを散布し、葉上の粒子量は時間とともに減少。溶液中イオンとしてが葉に吸収される可能性。
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