研究課題
基盤研究(C)
アルカリ金属元素及びアルカリ土類金属元素の塩化物溶液中に溶存するネプツニルイオンの配位環境をラマン分光分析法をもちいて研究した。5価及び6価のネプツニウムのイルイオンについて対称伸縮振動モードが観測された。加えて、5価のネプツニウムのイルイオンについては逆(非)対称伸縮モードが観測された。このことは、ネプツニルイオンと溶媒を形成するカチオンとの相互作用が発現したことを示す。高い分極力を有する溶媒カチオンは、より強くネプツニルの酸素原子と相互作用することが明らかになった。
同位体化学