本研究は、フォーセンサ・光学プローブ計測系統を開発・整備し、6×6ロッドバンドル内低流速多次元気液二相流における局所流動特性値の測定を行い、データベースを構築した。本研究と他の研究者の実験データにより既存ドリフトフラックスモデル相関式、界面積濃度相関式と界面積濃度輸送方程式の適用性評価を行い、ロッドバンドル内気液二相流に適用できる二群気泡界面積濃度相関式とチャンネルボック内気液二相流に適用できる二群気泡界面積濃度相関式を新たに開発・検証した。更に、気液二相流の界面積濃度輸送方程式を一元化する際に導入した界面積濃度加重平均界面速度がボイド率加重平均気相速度により近似できるモデルを提案・検証した。
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