研究課題
基盤研究(C)
テラヘルツ光パルスを使って二原子分子を気相で同位体選択的に解離する方法を提案した。この方法では指定した同位体分子を高回転状態に励起するため、少数のテラヘルツパルスから成るパルス列を利用する。回転温度70Kの塩化リチウム分子集団に対する計算機シミュレーションを通して、設計したパルスを用いて指定した同位体分子を効果的に原子に解離できることを実証した。更に理論研究として、数理モデルを構築し、光パルス列による分子の回転励起の特性を明らかにした。
原子力学