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2018 年度 研究成果報告書

ロンボメア構造を手がかりに蝸牛神経核cell type分化の分子機構を解明する

研究課題

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研究課題/領域番号 26430026
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 神経生理学・神経科学一般
研究機関名古屋文理大学

研究代表者

成田 裕一  名古屋文理大学, 健康生活学部, 教授 (40360614)

研究協力者 RIJLI Filippo  Friedrich Miescher Institute for Biomedical Research
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2019-03-31
キーワード蝸牛神経核 / ロンボメア / How
研究成果の概要

一部のロンボメアのみが遺伝的に標識されたマウスを作成し、これらの標識と免疫染色による蝸牛神経核cell type判別を組み合わせることで、cell typeのうちのいくつかが特定のロンボメアに由来することを明らかにすることができた。さらに、ロンボメア情報が改変されたミュータントマウスにおけるcell typeの分布を調べた結果、改変されたロンボメア由来と考えられる一部のcell typeが欠損しているケースを見つけることができた。これらの結果はいずれも本研究で立てた「ロンボメア構造が cell type 分化の鍵になっているのではないか」という仮説と合致するものである。

自由記述の分野

神経発生学 進化発生学 生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

聴覚障害の多くは内耳や内耳神経の異常によるものであるが、症状が進行したケースでは、蝸牛神経核の神経細胞も壊死している場合がある。現在、このような場合には、有効な治療法がない状態であるが、本研究で解明の手がかりをつかむことができた蝸牛神経核のcell type分化の分子メカニズムが解明できれば、ES細胞やiPS細胞から多様なcell typeを再生することが可能になる。このように、本研究で得られた知見は、将来的な聴覚再生医療の手法確立の目的にも有用なものである。

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公開日: 2020-03-30  

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