1.大脳基底核トポグラフィック神経回路の神経発生学的解析:回路の神経発生学的な解析を推進するための遺伝子改変マウスの作製に着手した。 2.プロトカドヘリンの結合選択性のメカニズムを明らかにする構造生物学的解析:Pcdhの結晶構造解析を行うための、タンパク質大量発現系を構築し、最適な結晶化条件を見出した。X線結晶構造解析によりデータ収集を行っており、一部の結晶構造を明らかにしている。 3.霊長類脳の大脳皮質―大脳基底核神経回路における神経解剖学的解析:霊長類アカゲザルにおけるPcdhファミリーの発現パターンについて、大脳基底核を中心とし解析を行った。また、マウスにおける発現パターンとの比較を行い、トポグラフィック神経回路における意義付けを行った。
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