研究課題
基盤研究(C)
働き盛りの生命を前触れなく奪う急性冠症候群は、その予防法の開発が必須だが、この病態を再現できる生体モデルが存在しないことが予防法開発の障壁となっていた。本研究課題では、我々が独自に開発した疾患モデルを応用し、急性冠症候群を再現できるモデルの開発を試み、疾患発症のきっかけとなる現象(冠動脈硬化プラークの損傷)を高率に誘発できるモデルの開発に成功した。この新規モデルは、急性冠症候群の予防を目的とした新薬の生体レベルでの薬効評価において優れたツールとなることが期待される。
実験動物学