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2016 年度 研究成果報告書

ヒト変異型Racによる細胞癌化におけるDOCKファミリー分子の役割

研究課題

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研究課題/領域番号 26430115
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 腫瘍生物学
研究機関九州大学

研究代表者

宇留野 武人  九州大学, 生体防御医学研究所, 准教授 (80532093)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードがん / 浸潤・転移 / 阻害剤 / Rac / Ras / DOCK1
研究成果の概要

低分子量Gタンパク質であるRacおよびRasの活性型変異は、ヒトの様々ながんにおいて高頻度に見つかる。本研究では、Rac特異的活性化因子であるDOCK1の遺伝的欠損、およびその選択的阻害剤TBOPPによって、変異型RacやRasを有するがん細胞株の細胞浸潤および低栄養条件下での生存性が抑えられることを明らかにした。また、マウスにおいても、TBOPPの投与によって、がん細胞の増殖および転移が抑制された。以上より、変異型RacおよびRasによる細胞癌化においてDOCK1が重要な役割を担うことを明らかにすると共に、DOCK1がRacやRasに変異を有するがんの新しい創薬標的となることを実証した。

自由記述の分野

生物化学

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公開日: 2018-03-22  

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