研究課題/領域番号 |
26430121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
末弘 淳一 杏林大学, 医学部, 助教 (80572601)
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連携研究者 |
和田 洋一郎 東京大学, アイソトープ総合センター, 教授 (10322033)
櫻井 裕之 杏林大学, 医学部, 教授 (00508294)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | がん微小環境 / アミノ酸トランスポーター / 腫瘍血管新生 |
研究成果の概要 |
本研究は腫瘍血管内皮細胞におけるアミノ酸トランスポーターLAT1の発現とその役割を明らかにすることを目的として、LAT1選択的阻害薬であるJPH203を処理した臍帯静脈内皮細胞を用いてin vitroにおける内皮機能を、マウスB16F10メラノーマ固形腫瘍モデルを用いてin vivoにおける抗血管新生、抗腫瘍効果を検討した。その結果、JPH203はアミノ酸枯渇によるストレス応答を誘導することで増殖、遊走、チューブ形成を阻害し、in vivoにおいて血管新生を抑制し、腫瘍進展を阻害することが見出された。以上の成果は抗血管新生薬剤としてのLAT1阻害薬の新たな可能性を示唆するものである。
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自由記述の分野 |
血管生物学
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