【CTCを用いた遺伝子発現解析】小細胞肺癌12例の末梢血単核球分画からRNAを抽出し、RT-PCR法にてCTC由来遺伝子発現の解析を行った。神経内分泌関連および上皮間葉移行関連、血管新生関連の遺伝子発現を検討し、上皮間葉移行関連遺伝子発現を検出することができた。本方法でCTC関連遺伝子発現を検出できることが示唆された。 【血中DNAを用いた遺伝子変異解析】進行期肺癌剖検例4例を対象に、腫瘍組織由来のDNAと血中DNAを用いて、次世代シークエンサーにて遺伝子変異を解析した。血中DNA中の遺伝子変異は、複数病変に共通して存在し腫瘍組織内のallele frequencyが有意に高かった。
|