本研究では、全地球規模の海洋メタトランスクリプトームデータに基づき、巨大ウイルスが海洋のあらゆる地点で常に宿主に感染していることを明らかにした。また、新規設計した実験手法により、大阪湾の海水に6000種を超える巨大ウイルスが存在することを明らかにした。このことは、多様な海洋真核生物に巨大ウイルスが常に感染しその集団変動に影響を与えている可能性を示唆している。本研究で新規開発したウイルス情報解析ツールはインターネットを介して公開した(http://www.genome.jp/viptree/, http://www.genome.jp/virushostdb/)。
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