研究成果の概要 |
本研究は,研究代表者自らが開発したRNA検出法をすべての内在性RNAの細胞内動態観察に適用できる方法へと改変し,その方法を利用してこれまでに局在や動態の知られていないmRNA標的を生細胞内で観察することにあった.このRNAイメージング法の有効性は,βアクチンの生細胞内動態の観察により評価した.本研究では,このRNAイメージング法を84種の細胞骨格タンパク質のmRNAに適用して,そのmRNAの局在と動態を網羅的に解析した.この実験で,これまでに動態が知られていないARFIP2,CTTN,CYFIP2のmRNAの生細胞内動態観察に成功した.これらの成果は,インパクトある国際的な科学論文へ発表した.
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