DNA 複製、転写,修復に伴うヌクレオソームの形成や解体等のクロマチン再構築には一連のヒストンシャぺロンやヒストン修飾酵素が関与する。本研究ではニワトリDT40変異株を用い生体内におけるヒストンシャぺロンの役割を検討することでクロマチン構造制御機構とヒストン修飾・DNA修復機構のクロストークをの分子機構を明らかにすることを目的とした。今回CAF-1サブユニットの一つであるRbAp48の機能欠損株の解析からRbAp48はCAF-1複合体の機能に必須の分子であると同時にエピジェネティック制御を介した厳密なクロマチン構造構築に関与する分子であり、ゲノム染色体の安定性に寄与していることを明らかにした。
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