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2016 年度 研究成果報告書

MAPキナーゼ活性制御機構の構造基盤

研究課題

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研究課題/領域番号 26440035
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 構造生物化学
研究機関大阪府立大学

研究代表者

多田 俊治  大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 客員研究員 (70275288)

連携研究者 中江 摂  長浜バイオ大学, コンピュータバイオサイエンス学科, 助手 (10749352)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードタンパク質結晶学 / MAPキナーゼ / MEK / 活性制御機構
研究成果の概要

蛋白質キナーゼには多数のリン酸化部位があり、リン酸化状態の相違により異なった機能を示す。本研究では、MAPキナーゼであるMEK1の機能発現について立体構造を通して解明することを目指し、非リン酸化体、活性変異体、活性抑制変異体の構造を新たに決定した。回折X線測定は大型放射光施設SPring-8にて行った。その結果、活性発現に重要なDFG-motifの構造に2価陽イオンが関与していること、活性化ループ構造のゆらぎの増加が活性化に必要であること、S212のリン酸化が活性発現を抑制する要因はATPとの結合阻害であることなどの知見を得た。これらの知見は新たな分子標的抗ガン剤の創製に有用である。

自由記述の分野

構造生物学

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公開日: 2018-03-22  

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