研究課題
基盤研究(C)
細胞内物質輸送は、細胞機能を支える主要な機構の一つである。細胞内を輸送される小胞や細胞小器官の多くは、しばしば細胞骨格上を双方向に輸送されるが、輸送方向の制御機構については未だ不明な点が多い。本研究は魚類・両生類の黒色素胞をモデルシステムとして、輸送方向の制御を説明する有力な仮説の一つである”綱引き仮説”を細胞内で検証した。また、分子モーターの活性変化を介さない、微小管表面のMAP4結合による輸送方向制御機構を明らかにした。
細胞生物学