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減数分裂相同期組換えは、染色体上のホットスポット領域でDNA二本鎖が切断(DSB)されることからはじまる。申請者らは分裂酵母を用いて、ホットスポット周辺でのアセチル化ヒストンH3リジン9(H3K9ac)やH3K4メチル化酵素Set1とそれらに関連する因子によるDSB形成機構を研究した。まず、ホットスポット周辺領域が減数分裂期に転写されることが、H3K9acを誘起する可能性が考えられた。また、Set1とヒストンH2A.Zとが互いに異なる機構でDSB形成を促進すること、およびH2A.Zが染色体の凝縮度を調節することでDSBを導入する因子の染色体結合を促進することを明らかにした。
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