平成30年度に産前産後休暇及び育児休業を取得し、研究を中断していたが、令和元年9月から再開した。 平成30年度に実験途中であった細胞塊を形成するPrasiolopsis ramosaへの抗アラビノガラクタンタンパク質抗体の蛍光免疫染色を行った。分裂面への特異的蛍光は観察されなかった。さらに、マセロザイム・ペクトリアーゼ処理を行ったところ、細胞塊に変化は見られなかった。Stichococcus bacillaris Handa-786-x株で観察された抗アラビノガラクタンタンパク質抗体の分裂面の蛍光やマセロザイム・ペクトリアーゼ処理による糸状体の断片化に相当する現象は、カワノリ科内で普遍的ではない可能性がある。現在、これまでの研究結果を論文にまとめて発表する準備を進めている。
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