北海道・九州・ロシア・韓国・中国などから収集したカササギ体組織のサンプルについてミトコンドリアおよび核DNAを解析した結果、1980年代から北海道南部に定着しているカササギ個体群はロシアに由来する可能性が高いことが判明した。 カササギの卵や羽毛と潜在的な餌資源の安定同位体から、カササギは産卵期で約6割、換羽期で約4割の餌資源をペットフードに依存していると推定された。 文献調査とウェブでの目撃情報収集、現地調査より、現在では苫小牧市に約200羽ともっとも多くの個体が生息しているが、分布域は胆振地方のほぼ全域から札幌市にまで及んでいることが明らかとなった。
|