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2016 年度 研究成果報告書

中国新石器時代長江下流域における農耕適応戦略の自然人類学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 26440259
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 自然人類学
研究機関鳥取大学

研究代表者

岡崎 健治  鳥取大学, 医学部, 助教 (10632937)

連携研究者 高椋 浩史  土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアム, 学芸員 (10759418)
研究協力者 米元 史織  
川久保 善智  
富田 啓貴  
村松 裕南  
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード水田稲作 / 古人骨 / 広富林遺跡 / 古病理学 / 日本人の起源 / 崧沢文化 / 良渚文化 / 結核
研究成果の概要

上海市広富林遺跡出土の新石器時代人骨183体をクリーニング・整理した。その結果、若い成人女性の死亡率が比較的高い傾向がみられた。頭蓋計測値に基づく形態距離は、地理的に近いWeidun新石器集団に近似するが、河姆渡新石器頭蓋骨と華南新石器集団からは離れていた。これは、人骨のSr同位体比に基づく出自推定の結果とも矛盾しない。しかしながら、Weidun新石器集団とは、成人儀礼として施工された抜歯様式に大きな差異がみられ、新石器長江下流域における人類史が複雑であったことを示唆する。女性1個体において結核症例が認められ、当時、結核菌の生存に必要な人口規模と密度を擁していたことが分かった。

自由記述の分野

人類学

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公開日: 2018-03-22  

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