ニホンナシTH3と台湾ナシ横山のF1 No.72、F2系統の低温要求量を調査した。No.72は少低温要求性で、そのF2系統群内の低温要求性の分布は非常に広かったこれらの系統を用い、RAD-seqにより選抜した結果、120箇所の多型が得られた。これらは、ストレス応答性のNAC-domain proteinや植物ホルモンの受容体F-box proteinなどと相同性がみられ、少低温要求性と植物ホルモン受容体の活性化の関連性が示唆された。 秋栄x F1No.72によって得られた個体を選抜した結果、自家和合性を有し低温要求量が300CUから600CU程度と低く果実品質が良好な数個体が得られた。
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