研究課題
基盤研究(C)
外因性のペクチン処理が植物に与える影響は知られていない。そこで、ペクチンが植物に与える生理活性について解析を行った。ペクチンオリゴ糖を幼葉期のイネの根に処理することで、約1.5倍の根の重量増加が確認された。ペクチン構成糖であるガラクツロン酸および無菌環境下でも根の伸長が促進されたことから、ガラクツロン酸単位でシグナル分子として直接認識されていることが示唆された。さらにペクチン処理は、病害抵抗性を誘導することも示唆された。
植物生化学 酵素化学